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雨が止んだら

土曜日の猫通信
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雨が止んだら
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「雨がやんだら」/詞・曲:セキヒロタカ

そう、きみはいつでも、百点満点。
こんな雨降りの日でも。
そう、きみといると、ぼくもいつも
百点満点でいられる。

明日、雨がやんだら、散歩に行こう
いつものみち、カメラを持って

いつもの道だけど、きみと歩けば
いつだってまっさらなみち。
ふるい自転車屋さんの看板や電信柱のポスターも
世界の素晴らしさを伝えてくるように思えるよ。

きみはぼくの少し前を歩きながら
時々立ち止まって写真を撮ってる。

いつもの ふみきりを待つあいだ、横に並んで
いつものように手をつなごう。
Mmm… きみはぼくをみて、なにかを言いたそうにしている。

「どうしたの?」
ぼくがそういうと、きみは小さな声で、
「おなかすいた」
「そっかぁ。おなかすいたんだ」

二人でくすくす笑って、開いた踏切をわたろう。
太陽の光ってなんて優しいんだろう。

「ぼくも、すっごいおなかがすいたよ」
ぼくはそう言って、きみが見上げている空を一緒に見上げた。
雲は乾いた風に乗るように、ゆっくり流れていた。

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